[学生時代]

マウスピースをポケットに忍ばせて、いつも吹いている奴がいた。
トランペットが買えなくて、それでも吹きたかったから…
マウスピースだけを握りしめて、自分ひとりの演奏会。
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家路に向かう時間は 何故かノスタルジック
車窓を覗けば いつか見た色彩…
帰宅する学生たちの姿に ポケットに忍ばせた夢のかけらを思い出す。

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終電車のテールランプが 闇の向こうに吸い込まれてゆく
心地よい気だるさが 眠気の幕をひく…
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【初恋/村下孝蔵】